カルロッタ・ダリア（ギター）

１９９９年、イタリアのトスカーナ生まれ。８歳でギターを始め、１２歳の時に初のソロ・コンサートを行う。その後、キジアーナ音楽院でオスカー・ギリアに学ぶ。同音楽院を最優秀の成績で卒業、その後もザルツブルク・モーツァルテウム大学でローラ・ヤングに学ぶ。

ウプサラ（スウェーデン）、香港、マイアミ、マドリード、パガニーニ国際（イタリア・パルマ）での優勝や、東京国際での３位を含む、４０以上のコンクールで入賞を果たす。

これまでに、イタリア国内はもとより、スペイン、ドイツ，オーストリア、ポルトガル、ポーランド、ハンガリー、スウェーデン、アイルランド、スイス、ロシアなど世界各地で演奏している。

独奏のみならず、ヴァイオリニストのジュゼッペ・ギボーニと頻繁に共演しており、特に、イタリア大統領のセルジョ・マッタレッラの招きにより、ローマのクイリナーレ宮殿にて開催された公演は、イタリア国営放送により放送され高い評価を得た。

１６歳の時に、最初のCDをリリース。テデスコ、スカルラッティ、バッハの作品を収録したこのCDは、期待と注目を集めた。イダ・プレスティの全ギター作品を収録したアルバムには、２０２２年、キターレドロ賞が授与された。

２０１６年、ダダリオ・アーティストの一人となる。

ニューヨークのSi-Yo音楽財団、及び、ルガーノ（スイス）のAdopt-a-Musician財団の支援を受ける。後者はさらに、現在彼女が使用している楽器、セゴビアのために制作された銘器、“１９３９　ヘルマン・ハウザーI”を貸与。

２０２２/２３シーズンも、イタリア各地に加え、バルセロナ、ベイルート、ボゴタなどでのコンサート、フローニンゲン・ギター・フェスティバルへの参加及び中国ツアーを行うなど活発な活動が続いている。

２０２３年より、ペルージャのフランチェスコ・モルラッティ音楽院の講師。